スマホサイト ↓
Writing by 30.December.2008〜
【モズ】(スズメ目モズ科)
【オナガドリ】(スズメ目カラス科)
埼玉県狭山市の【市の鳥】
↓YOUTUBEより↓
埼玉県狭山市を流れる
『不老川』
(別窓リンク)は一級河川・荒川水系・新河岸川の支流で、住宅街を流れる典型的な都市型河川です。
【護岸改修工事前の不老川の風景】
(人道橋付近より下流側:定点観察)
上記の風景は、平成30(2018)年頃までに見られたものです。
ご 注 意
尚、一級河川不老川は、平成28(西暦2016)年8月の台風9号の記録的降雨による浸水被害を受けて、浸水被害の軽減を図るため、 平成29(2017)年より緊急的な治水対策を実施しており、工事の影響によってここに記録した多くの野鳥たちは一部以外そのほとんどが、姿を見せなくなっております事を申し加えておきます。【令和4(2022)年5月現在】
工事完成後の風景 (これでは、野鳥は寄って来ない)
2022年7月09日 撮影
人道橋上流側の施工前・後の比較(2022-08-21撮影)
不老川流域は多くの住宅と茶畑、家庭菜園などが広がる水と緑豊かな自然環境が残された長閑な景色が広がっています。
この豊かな水と緑の自然環境を求めて数多くのカルガモが定住する他、ヒヨドリなどの渡り鳥も比較的数多く見る事ができました。
ここでは、狭山市を流れる不老川とその周辺で過去に見られた野鳥を記録しております。
尚、雀・鳩・烏などは一年中、日本の何処でも見られるのでここでは記録の対象外とします。
また、カルガモも定住留鳥なので対象外としています。
ここで取り上げる野鳥は次の通り(護岸拡幅工事以前の記録)
(ページ内リンク⇒飛びます、飛びます♪)
1.ハクセキレイ
2.セグロセキレイ
3.キセキレイ
4.ヒヨドリ
5.ツグミ
6.ムクドリ
7.シジュウカラ
8.オナガ
9.モズ
10.ジョウビタキ
11.メジロ
12.コゲラ
13.コガモ
14.マガモ
15.カワセミ
16.カワウ
17.コサギ
18.ダイサギ
19.アオサギ
20.イソシギ
21.カワラヒワ
22.シメ
それでは先ず、鶺鴒(セキレイ)の仲間からご紹介致します。
1.ハクセキレイ
(スズメ目セキレイ科)
頭頂から後頭にかけて黒く、顔には白い眉斑がある。頬(ほお)から喉(のど)にかけても白く、黒の過眼線がある。
尾羽の縁と腹も白色。背と腰は夏羽でも灰色を呈する。尾が長い。冬羽になると喉の黒色部がなくなるらしい。
2020年11月22日撮影
上に戻る
2.セグロセキレイ
(スズメ目セキレイ科)
頭から胸、背にかけて黒く、額から眉にかけては白い。足、嘴は黒い。下胸から腹部は白い。
水辺の地上、湿った水田の地上などを歩いて採餌する。
河原の水辺の石の上などから飛んでくる虫を狙って飛びつくフライングキャッチをしたりする。
【ハクセキレイとセグロセキレイの簡単な比較】
上に戻る
3.キセキレイ
(スズメ目セキレイ科)
特徴:【雄】夏羽:顔は灰色で、眉斑、顎線は白い。喉は黒い。三列風切の内弁の縁は白い。
下面は黄色で脇は白っぽい。足は薄いピンク色。嘴は黒い。冬羽は喉が白い。
【雌】 喉(のど)の色が白から黒いものまである。喉が黒い個体では、喉に白斑が混じることが多い。
上に戻る
次に、冬の渡り鳥についてご紹介致します。
4.ヒヨドリ
(スズメ目 ヒヨドリ科)
雌・雄同色で、体は灰褐色、胸には縦斑がある。頬は赤褐色である。下尾筒は灰褐色で、淡色の羽縁がある。
頭頂部の毛が逆立っているので、シルエットは特徴的である。
上に戻る
5.ツグミ
(スズメ目 ツグミ科 )
頭上、頬。後首が灰黒褐色。翼に栗茶色の部分がある。背と尾は褐色。過眼線から頬は黒褐色で、眉斑や喉は白い。
胸や腹は黒褐色の縦斑がある。嘴は大部分が黒く、下嘴と基部が黄色い。
【鳴き声】: クワックワッと鳴く。飛翔時や枝に止まっているときにクイックイッと鳴く。春の渡りにはキョロキョロッと鳴くこともある。
【採餌】: 明るい林や開けた場所を好む。地上を数歩進んでは立ち止まることを繰り返し、ミミズや昆虫を捕らえる。
上に戻る
6.ムクドリ
(スズメ目 ムクドリ科)
嘴と足は橙色。頭は黒色で、頬に白斑がある。体はほとんどが灰褐色である。尾羽は短くて黒褐色。
尾羽の先端内弁には大きく白斑があり、外弁には小さな白斑が見られる。
生息地:人の手が入っている環境に多い。乾燥している場所を好む傾向がある。
上に戻る
7.シジュウカラ
(スズメ目 シジュウカラ科)
首から上が黒く、頬(ほお)は白い。上背は緑黄色で背は青灰色。雨覆と風切は灰青色。体下面は白色。
喉(のど)から下尾筒までの中央部分は黒い。この黒線は雄のほうが太い。
上に戻る
8.オナガ
(スズメ目カラス科)
【特徴(雌雄同色)】過眼線から頭部は黒く、過眼線から下面は白い。背中は灰色で、尾羽が長い。翼は青い。初列風切の外弁は白い。
全長(翼開長)35-37cm
【生息地】 低山帯。公園、雑木林、市街地など様々な場所に生息する。日本では昔、本州と九州で留鳥として見られていたが、本州南部と九州では見られなくなった。現在では日本海側では石川県以北、太平洋側では、神奈川県以北、内陸部では長野県以東で見られる。
埼玉県狭山市の【市の鳥】に指定されている。
上に戻る
9.モズ
(スズメ目モズ科)
【雄の特長】“夏羽”:頭上は茶褐色で、黒い過眼線と細く白い眉斑がある。背中から腰は青灰色である。 初列風切基部に白斑があり目立つ。尾は黒褐色で長い。足は黒灰色である。羽縁の磨耗と退色が起こるため、 灰色味が強く見える。
“冬羽”:褐色味が強い。
他の野鳥の鳴き真似するのがうまいところから、百舌(もず)と呼ばれる由来である。
上に戻る
10.ジョウビタキ
(スズメ目 ツグミ科 )
雄の特長:顔が黒く、頭が白い。お腹が橙色である。上面も黒く、次列風切の基部に白斑がある。
尾羽は黒く、外側尾羽が橙色。嘴と足は黒い。
雌の特長:全体が茶褐色だが、下腹と尾が橙色。
モンゴル、中国西部からウスリー、サハリンなどで繁殖する。冬季はインド北部から中国南部、
日本などに渡って過ごす。日本には冬鳥として全国に渡来する。
越冬季には農耕地周辺、河原、明るい林など開けた環境に生息する。市街地でも普通に見られる。
↓ジョウビタキの♂ ジョウビタキの♀↓
上に戻る
11.メジロ
(スズメ目 メジロ科 )
雌・雄同色で、上面はオリーブがかった緑色で、翼と尾はやや暗色。白いアイリングが特徴的。喉は黄色味を帯びている。
下面は白く、下尾筒は黄色い。脇は薄く褐色味を帯びる。
上に戻る
12.コゲラ
(キツツキ目キツツキ科)
全体的に黒褐色だが、背中の白斑が横に並ぶ。
木を登りながら採餌する。
背中のボーダー柄が特徴的で判別の決め手になる。
上に戻る
13.コガモ
(カモ目カモ科)
【コガモ】 その名のとおりの小さなカモで、大きさはハトよりやや大きいくらい。日本で見られるカモの中では最小の部類に入る。
北海道や本州の一部地域では夏でも見られるらしいが、県内では冬鳥。
マガモとともに県内では最もよく見られるカモの一種で、越冬のため9月後半にはすでに多数が渡来して湖沼や河川などの
淡水域で羽を休めている。
翼をたたんでいるときでも、緑色の鮮やかな翼鏡1は見えていることが多い。
【アメリカコガモ】との最大の違いは、雄の体側の白い水平線がある事。
雄は、頭が茶色で目の周りから後ろにかけて緑色である(アメリカ・コガモも同様)。
雌はほとんど見分けがつかないらしい。
(2019年1月10日撮影)
↓こちらは、
【亜種アメリカコガモ】
と思われる。
ユーラシア大陸と北アメリカ大陸中・北部で繁殖する。冬季は両大陸南部に渡って過ごす。
日本では稀な冬鳥として渡来する。
写真は09年01月17日(土)に不老川水域内で撮影したもの。
【アメリカ・コガモ】↓ 牡・成鳥 ↓雌・成鳥
上に戻る
14.マガモ
(カモ目カモ科)
雄の成鳥。
頭が光沢のある緑色で、嘴は黄色。首に白く細いリングがある。胸は褐色で腹側は灰白色。上尾筒は黒く、4枚の中央尾羽はカールしている。足は橙黄色。
冬季は淡水、汽水問わず広い範囲で見られる。特に内陸の水系が多い。
写真は、2012年1月29日に不老川水域内で撮影したもの。
上に戻る
次に、ほぼ一年中見る事が可能な留鳥です。
15.カワセミ
(ブッポウソウ目 カワセミ科)
特徴は、頭が大きく嘴は黒色で長い。お腹が橙色。頭から背中が光沢のある青緑色。足は赤い。
全国の標高900mぐらいまでの河川、湖沼、湿地、小川、用水などの水辺に生息し、海岸や島嶼(とうしょ)でも見られる。
写真は2016年12月22日に『山王中』前の親水広場付近で撮影。出会った瞬間は“かんなり”エキサイティングであった。
上に戻る
16.カワウ
(ペリカン目 ウ科 )
特徴は、体全体が黒褐色で光沢がある。褐色の羽根に黒色の羽縁がある。嘴は褐色味のある白色で、基部の裸出部が黄色い。雌・雄同色。
採餌は、尾を舵にして巧みに潜水して魚類や甲殻類を捕らえる。水中で捕まえた魚は飲み込まず、水面に出てから呑み込む。
分布は、本州各地で普通に繁殖していたが、現在は中部地方と関東地方を中心に本州と九州の10数箇所にコロニーが残るだけとなった
下の写真は、2012年3月3日に撮影。
凡そ、100mほど離れた電柱の上で長い時間休憩していました。
これは、2012年3月20日に撮影したもので、凡そ50mほど離れた場所からズームアップしたもの。
17.コサギ
(コウノトリ目 サギ科 )
雌・雄同色で、【夏羽】:全体は白く、足と嘴は黒い。趾(足のひらと足の指にあたる部分)は黄色い。
虹彩は黄色。頭から2本の白い冠羽がある。胸と背にもレース状の飾り羽がでる。この飾り羽は上方にカールしている。
【冬羽】:頭部の冠羽はなく、胸と背の飾り羽も目立たなくなる。
【婚姻色】:目先と趾は濃いピンク色になる。
上に戻る
18.ダイサギ
(コウノトリ目サギ科)
体長は 90cm ほどで、日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギ。 全身の羽毛が白色。白鷺の一種。 雌雄同色。全体が白色で、脚と首が非常に長く、くちばしも長い。足は全体が黒い。夏羽ではくちばしが黒くなり、足の基部がわずかに黄色がかる。また胸や背中に長い飾り羽が現れる。眼先が緑がかる婚姻色が現れることもある。冬羽では飾り羽がなく、くちばしが黄色くなる。 チュウサギと似るが、チュウサギは体長が小さい。またダイサギはクチバシが長く、また眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込むことで容易に判別できる。
上の画像は2018年2月15日に山王中近くで撮影したもの。
【シラサギ】の見分け方のポントは次の通りです。
19.アオサギ
(コウノトリ目 サギ科 )
全長88−98cm。翼開張150−170cm。体重1.2−1.8Kg。 上面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、和名の由来(漢字表記の蒼はくすんだ青色のことも指し、中国語名と同一)になっている。
アフリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、日本、フィリピン北部、マダガスカルに分布しており、四国・本州では留鳥で河川・湖・池沼・湿原・干潟・水田などに生息する。
下の写真は2013年9月07日に撮影したもの。
警戒心が強く数十m手前で足音を立てたら素早く飛び立ってしまう。
その後、こちらが気づかぬうちに目の前を飛び立った事が数回あったが、2013年9月21日ようやく着地・着水シーンを捉える事に成功した。
【不老川、山王橋下流側の岸辺の木陰で休憩中】
【不老川、新入曽橋上流側に佇むアオサギ】(2020年11月28日撮影)
上に戻る
20.イソシギ
(チドリ目 シギ科 )
特徴は、体全体が黒褐色で光沢がある。褐色の羽根に黒色の羽縁がある。嘴は褐色味のある白色で、基部の裸出部が黄色い。雌雄同色。
日本では本州各地で普通に繁殖していたが、現在は中部地方と関東地方を中心に本州と九州の10数箇所にコロニーが残るだけとなった。
尾を舵にして巧みに潜水して魚類や甲殻類を捕らえる。水中で捕まえた魚は飲み込まず、水面に出てから呑み込む。
画像は普通のカラー撮影だが、曇天だった為モノクロ写真のようにも見えます。また、何らの加工も施しておりません。
上に戻る
21.カワラヒワ
(スズメ目 アトリ科)
全長13.5cm。全身黄色味のある褐色で、
尾は魚尾型
をしています。
褐色の鳥に見えますが、飛翔時の翼の黄色帯は鮮やかでよく目立ちます。
日本では北海道から九州までの低山地・平地で繁殖する他、小笠原諸島にも分布しています。
巣は林ばかりではなく、街路樹、庭木などにもよくつくられています。北海道以北で繁殖するものが、
関東地方以西には冬鳥として渡来しています。繁殖後は草地の広い、河原でみられることが多いので、この名があります。
2019年1月10日撮影。
22.シメ
(スズメ目アトリ科)
全長18.5cm。全身茶色系の色彩で、嘴は短かめで太く、尾の短い鳥です。この嘴は、夏鳥では灰色になり、冬鳥では肉色です。
日本では北海道で繁殖し、秋になると本州に渡ってきます。山地よりも平地の林の中に、1羽、または小さな群れでいて、大きな群れになるのは渡りの時です。
一般的には漂鳥ですが、冬は人家の近くにも姿を見せ、エサ台にもあらわれます。肥満型で小鳥の感じがしませんし、事実、エサ台などでは他の鳥を追い払って独占したりしています。
2019年2月3日撮影。
この他、例年三月〜四月頃には『ウグイス』の透き通る鳴き声が響き渡るが、姿の確認には至っていない。
近所の人の話では、これら以外にも『タカの仲間(猛禽類)』、『ルリビタキ』などを見たとの情報もあり、
私もいつか自分の目で確かめたいものだと願う。
『不老川伝説』
(← 別窓リンク)
上に戻る